This Category : アメリカの事
アメリカの未来
前回書いた、愛すべきばあちゃん(ばあちゃんなんて呼んでるのがばれたら縛り首か斬首刑。。。ご内密に。。。)主催の月1回のおしゃべり会に参加させてもらっています。ありがたい事ですが、私はほとんど聞くだけ(食べるだけ)。。。でもばあちゃん以外の方々は良い方ばかりです(あれ、ばあちゃんがいい人じゃないみたい。。。うしし)。
先日は、みなさんがアメリカの現状について白熱していました。
技術進歩の波がおしよせ、大量のブルーカラー層が職を失ったこと。
こういう層に残された仕事では十分に家族・生活を支える収入が得られないこと。
結果、ミドルクラスが大きく縮小し、貧困層と富裕層が二極化して増大していること。
最近の富裕層は昔ほど恵まれない人への援助をしなくなり、社会を支えていた施しの精神がなくなりつつあること。
高校を卒業しただけでは仕事がなく、若者の職業への入り口が狭まってしまったこと。
そんな中、若者のメンタリティも変わってきていて、いくら稼げるかだけを価値基準にするか、仕事につけない層は無気力感に陥るか。
そんなところが話題になっていました。
本来、アメリカの標榜する資本主義はすばらしいものであるはずで、だれもがこの国にやってきてがんばれば夢を手にできるそんな良い国であったはずなのに、アメリカらしいメンタリティが人々の中に感じられなくなってきている。
彼女達の両親の世代、今みたいに家には物があふれていなかった。消費消費で物を買い続け、払いきれない家を買う人たちや不必要な大型車を乗り回す人たち。Greedyな企業が払えもしない家を買わせて引き起こしたサブプライム問題。保険会社が人々の健康を掌握する制度。
一人が最後に言っていました。
「数十年後にはここは第三世界になっちゃうわよ。ま、昔に戻って質素に暮すことね。(企業と政府が結託して)安い労働力を利用しようと散々違法移民を意図的に受け入れておいて、ミドルクラスのアメリカ人を失職に追いやったくせに。私たちみんなでメキシコに移っちゃったらどうかしらね(みなさんメキシコの政情はご存知。冗談です。)。」
彼女たちの将来が幸せなものであることを本当に祈ります。
頑張って下さい。
ネイティブアメリカンって?
全米の各地に保護居住区があり、一部カジノなどを運営して繁栄している場合もあるようですが、少なくとも私が訪れた、ネブラスカ州内の保護居住区は良い状態ではありませんでした。
州内の小さな街も、人口が100人にも満たない所がたくさんあり、開拓時代を彷彿とさせるような質素な雰囲気が残っていたりしますが、保護居住区の雰囲気は違います。
語弊があるかもしれませんが、突然第三世界へ足を踏み入れたかのようでした。人気がなく、生気がなく、そして停滞感がありました。
彼らの歴史がどのようなものだったのかは、子供の頃に学校で習った大まかな知識しかありませんでしたが、ここで初めて知って驚いた事があります。それは、彼らの多くがいまだに保護居住区という限られた場所で生活しているという事です。もちろん隔離ではないので、好きな街に住んでよいわけですが、文化や考え方の違いから、外の世界に馴染めない場合が多いと聞きました。
また、貧困はもちろん、アルコール依存率と自殺率が高く、大きな問題になっています。小さなコミュニティの中で仕事があるはずもなく、閉塞感と無力感が大きいと聞きました。
授業で見たビデオで取り上げられていたのは、胎児性アルコール症候群の少女でした。妊娠中にアルコールを多量に摂取すると、胎児性アルコール症候群(顔に特有の変形が表れます)の子供が生まれるとの事ですが、その症状を持つ子供が、10代になり、自分も同じ症状を持つ子供を産んでしまいます。知識がないのです。教育が不十分だからです。
冬は−20度近くにもなるアメリカ大陸で、独自に生活を築いてきた彼らの祖先は偉いと思うのですが、現代、私たちの住んでいる断熱効果の優れた暖かい家と、保護居住区の粗末な家を較べると何かがおかしいような気がします。冷え切った地中から伝わる冷気で融けない雪に覆われた平原に建つ家を見て身震いしました。
銃事件その他
2、3日前にOmahaでおきた事件。19歳の青年がライフルで、ドライブスルーに寄っていた21歳の女性を射殺しました。発射は無差別で理由は不明です。マイケルムーア氏の映画でも言われていますが、銃がこれほど簡単に入手できなければ、起きない事件ですよね。
以前に学校の授業で関係があって、犯罪発生率の国際比較を見てみたことがあります。国連の統計資料をネットでチェックしたのですが、もちろんアメリカは犯罪発生率全般が、先進国中トップクラスだったと思いますが、ふと興味を引かれたのが薬物関連の事件の多さでした。確か日本の25倍ぐらいだったと思います。うろ覚えなので、興味のある方は国連のサイトを確かめてたもれ。
なぜ興味を引かれたのかというと、銃と同じく、なぜこんなに簡単に手に入るのだろう?と単純に疑問に思ったからです。まあ、それは、なぜこの国では犯罪発生率が高いのかということと同じ理由なんでしょうが、薬物も簡単に手に入らなければ、使う人も減りますよね。
アメリカの人が言うところの「貧しい人=poor people」というカテゴリーに入る生活水準の人々は日本には非常に少ないと思います。ホームレスの人はちょっと別に考えますね。授業の一環で、ネイティブアメリカン保護居住区を訪ねたことがあります。ここは本当にアメリカなの?となんとも言えない気持ちになりました。
ネイティブアメリカンの保護居住区については次回!