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The meaning of life

03 14, 2009
前回記事で「今の自分の幸せに感謝している」と書いたつもりだったのですが、苦労話に聞こえたとしたらそのつもりはありませんので文章力のなさをお詫びさせていただきます。Poor meなメンタリティには興味ないと思っているのですが。。。

さて、授業の一環でこの映画を見ました。ウェブサイトはこちら
前回の幸福論に関連して、The meaning of life, something to live forについてinspiringな映画でした。

これは3人の実在の女性達の活動に関するドキュメンタリーです。
一人はアフリカのマリの女性、女子が貧困から抜け出せるよう教育普及に努める人。もう一人はベトナムの女性、HIV感染し、家族を亡くし、感染防止の啓蒙活動に力を注ぐ人。最後の一人はグルジアの女性、内戦で崩壊した村の組織の復旧に努め、女性が収入を得られる道を確保しようと心血を注ぐ人。

私の小さな宇宙(頭)を覗いて下さる方は続きもどうぞ。
(映画のストーリ詳細には触れません)


最近気になっていたことがありました。

なんと表現してよいか難しいのですが、それはme-centricとでも言うようなメンタリティ。彼らの頭の中は、「私」事で一杯なのはもちろんなのですが、それに加えて見ているほうが辛くなるほど、他者から「私」への肯定評価をcraveする感が強いのです。

この映画に出てくる女性達の人生の目標や意味は「個人としての幸せ」を超えたところにあります。
もちろん彼女達はそこに幸せを見出すわけですから、個人的な幸せを犠牲にしているわけではありません。

I am part of something beyond "self"

これは対極の価値観だなと感じました。

幸福感と自己肯定感は強く関連があると思うのですが、彼女達の生き甲斐は私的な達成に対する他者からの評価を求めるものではありません。

個人への評価というものは、いわゆるお金や名声につながることが多いのが現実だし、その意味ではどんなに努力をしても「他者」から評価されなければ意味がないと言う気持ちはわかります。また人間は社会的な動物であり、常に周囲の価値観を鏡にしてそこに映し出された自分を認識すると言われます。reality checkの機能として他人からのフィードバックは大切です。

しかし、「自分の価値」に対する肯定感もしくは肯定評価を「外的な他者」にのみ委ねてしまうとそれは満たされない渇望を抱き続けることにならないでしょうか?

人間はそれぞれに心のバケツを抱えていて、周囲の他者から、もしくは自分自身でそのバケツを「周りに認めてもらうという水」で満たしながら生きているという例えがあります。自己肯定感もしくは自尊心がゆるぎなく、周りの人に水を入れてもらう必要のない人、他人のバケツに水を入れてあげる余裕のある人。大多数の私達はお互いに水が枯れないように注ぎ注がれながら生きているように思います。

そこで登場するのが、注いでもらっても注いでもらってもバケツが満たされない人。このタイプが私の気になったme-centricなメンタリティ。彼らの評価欲求はとどまるところがなく、「もっと、もっと」というneedyな叫びが聞こえてきて、側に近寄ると消耗間を感じさせます。

目標がegocentricなもの、「目標」と言う名前を借りた「私」への評価に対する尽きない欲求だった時、充足感や幸福感で満たされることが難しいように思うのです。

どんな目標であっても、他人を侵害したり迷惑をかけない限り目標があることは悪いことではないし、また特に目標がなくても構わないと思います。目標を見出せないことで本人が辛く感じるなら、目標を持てばよいと思います。

人間としてegocentoricな欲求や、自己愛はある程度あって当然のものだと思いますし、なければ不健全です。それでも、人間はだれでもme-centricなメンタリティに陥りがちであり、そういう時期が必要な場合もあるでしょう。だからこそ、この映画に出てくる女性達の心のあり方が一回り超えたところにあって輝いて見えたのだと思います。

この映画は一例であり、世の中には無名の彼女達もしくは彼達が沢山いると思いますし、"self"を超えた何かのために生涯を尽くした偉人は数え切れないほど居ますよね。

彼女達のように世界を相手にせずとも、家族、友人やご近所と言った自分の属する場所だって立派な世界だと思います。経済学者の浜 矩子さんが「自分探しなどといって自分のことばかりを考えていては、総じて状況が悪化する。不況で辛い思いをしている人が多い殺伐をした時代を生き抜くには、周囲に助けを求めている人がいないか見回すようにしようといった個人の英知と寛容さが大切となってくる」とおっしゃっています。

me-centricな執着で一時期成功感を味わえたとしても、人々の心は移ろいやすいもの。誠実に支える価値のないものから人々は少しずつ少しずつ離れていくような気がします。

自分が生きる意味を考えた時に、「幸せを見出せるもの」とは何なのかを考えさせられた映画でした。beyond selfに至れないとしても、それが自分の虚栄心や競争心、そして自己顕示欲を満たすだけのものだとしたら、私はやはりそうなりたくないと思いました。

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-4 Comments
By Chaky03 16, 2009 - URLedit ]

悩んだり迷ったりしているとき、一番強く心に響くのは、ドキュメンタリーやインタビューで知る、他の人の生き方。 評価を期待しないで語る、人の言葉。 
自己啓発の本を読むより、よっぽど感銘を受け、こうなりたいと思う。 (実際は、全然なれていませんが。)
アリスさんが語る言葉も、飾り気なく真実を語っているので(失敗したパンやケーキの話とか)私の心を打ちます。

By Chakyさんへ03 16, 2009 - URL [ edit ]

Chakyさん、ありがとうございます。
露骨に心情を吐露したい時も多いですが、それは別の場所で(笑)。ドキュメンタリーとかインタビューなど心を打たれることは多いですよね~同感です。
私も全然なれてませんが、そういう方々を指標にできるのは素晴らしい事ですよね。それに、「なれていない」と認識する謙虚さ大事だと思うんですよね。でないと自我の怪物になっちゃう。
私は、Chakyさんはもちろん、親しい方々のアドバイスにも助けられています。誰にアドバイスを求めるかも大切です(笑)。私はピッキーです^^

By 03 17, 2009 - [ edit ]

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By 03 18, 2009 - [ edit ]

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北米アメリカ・ネブラスカな暮らしをいろいろ。チェコの人とのひぐらし。

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