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心の闇

10 03, 2009
3週間ほど前に、友人であったアメリカ人女性が突然私に精神的なダメージを与える言動にでました。

それは唐突で全く想像もしなかったことで彼女の言ったことが私達を傷つけるための嘘であるということを自分なりに納得するのに苦しみました。

彼女はパートナーの旧来の友人であり、私とも2年ほどの付き合いになります。知り合った頃から私にもとても親切にしてくれて、日本人がイメージするような”アメリカンホームドラマに出てくる優しいママ”そのものでした。いつも笑顔で明るくて健康的、お菓子を焼くのもお料理も大好き、自分の世界もあり、それでいて仕事もフルタイム+博士号取得を目指して勉強中といったタイプです。

だからこそ、彼女が心に抱いていたことが信じられませんでした。
それは私を最大に傷つける”悪意”の塊ともとれますが、少し違って”自分の欲求を通すためには何者をも省みないエゴイズム”という言い方が正しいように思います。

彼は”When they are upset, people say whatever.”と言います。彼女とすれば今まで溜まっていた鬱憤が爆発して暴言を吐いただけかもしれません。

でも、恐らく私を最も傷つける内容を選ぶその悪質さ、衝動的な言動と激しさは、私が今まで受けたことのない攻撃でした。
 
今は自分達の将来のために自分達を守ることを最優先に考えて良いことだけを見つめて行きたいと思っています。


40年近く生きてきてそれなりに色々な経験をしたと思うのですが、人間関係においてこれほど強烈な経験をしたのは初めてだと思います。

しばらくは食欲がなくなり、あまり眠れなくなりました。
夜中に目を覚ますと、彼女の顔と、私が一番傷つくセリフを的確に選んで、私の目を見据えて話す、その情景がフラッシュバックのように頭に浮かんできます。胃が痛んで目を覚ましたりもしました。

日本人の感覚として、”しごくまともな”彼女の唐突な豹変の仕方、悪質で衝動的な言動がどうしても腑に落ちず、悩んだ末、正直にアメリカ人の上司に相談をしてみました。アメリカ人である彼女がどう感じるかどうしても聞いてみたかったのです。

友人関係において上司も今までに何度かNastyな経験をさせられたとの事でした。やはり同様に悪質であったり、衝動的な言動であったり、信じがたい行動を取られたことがあるそうです。多少状況は違いますが、私と似たような思いをされたこともあるそうです。私の友人の行動は決してありえないことではないといわれました。

上司は、「人間はね外に向けては如何様にも自分を装うことができる、どんなに良さそうな人に見えても蓋を開けてみればその人が本当はどんな生活を送っていて、心の中にどんな闇を抱えているかは決してうかがい知れないと思う。普通に暮しているように見えても心のバランスが崩れている人は山ほどいる。異常と正常の境目はね、とても曖昧なものなのよ。今は辛いかもしれないけれど時間が経てば真実が見えてくるから。」と言われました。

その友人が夫婦生活に問題を抱えていることは後から知ったのですが、上司は、「どんなに幸せそうに振舞っていても、結婚生活に問題のある人は心の中に怒りを溜めているものよ。」とも言っていました。クラスメイトの中にも寂しさや不安から逃れるために勉強をしにくる人がいました。

今から思い返してみると彼女の心の微妙な変化に思い当たる点はあります。
今回のことを防ぐために私達としてできる事もあったと思っていたのですが、上司の話を聞きながらやはり私達にできることはなかったと思いました。

この出来事があった後に、映画「American Beauty」を思い出しました。
この映画を見たときには、なんだか自分にとってリアリティがなく、嫌な後味しかなかったのですが、これは確かにアメリカ人の心の闇を綺麗に描き出した映画だと今では思います。

村上春樹さんはその著書の中で、アメリカの郊外に普通に暮す異常者について触れられていて、「もし隣に異常者が暮しているとしたら、アメリカよりも日本でお隣になることを選ぶ。」と言う主旨のことを言われています。その程度、スケールにおいて差があるためです。

一見幸せそうに見える中産階級の人々ですが、抱えている抑圧された感情や衝動性、感情の強烈さについても同じことが言えるのではないかと思いました。また、”個人主義”という言葉で化粧をしたその本質には、自分の欲求をかなえるためなら時に家族をも省みないエゴイズムと自己中心主義があるように思えてなりません。

ドラッグ関連疾患の国際統計を見るために調べた数値があるので参考にご案内したいと思います。精神疾患の診断については社会的な容認度などによって差があると思うのですが、うつ病の多さは先進国の中で突出しています。

現代のアメリカ社会が病んでいることを当のアメリカ人はどれ程認識しているのでしょうか。この国での身体的・心理的・性的児童虐待の多さは将来dysfunctionalな大人を排出する病巣であるはずですが、私の職場の同僚はどの先進国もアメリカと同じだと思っています。

他の先進諸国の数値や正確な情報は必ずWHOのウェブサイトでご確認ください。ちなみにドラッグ関連疾患はもちろん先進諸国の中でアメリカがトップです。ドラッグ生産国であるアフガニスタンなどの約半数の数値です。

 

アメリカ

日本

チェコ

うつ病

1,414

505

949

躁うつ病

159

142

166

統合失調症

159

136

157

アルコール関連

559

138

401

薬物関連

346

2

29

PTSD

56

50

54

強迫神経症

66

38

66


1日に上記精神疾患と診断される患者数予想、対10万人換算:WHO2009年
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Author:アリス
北米アメリカ・ネブラスカな暮らしをいろいろ。チェコの人とのひぐらし。

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