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怒りについて

10 22, 2009
今、こちらの本を読んでいるのですが、先日の出来事について洞察を与えてくれる面白いお話がありました。

筆者は人が腹を立てる時と言うのは典型的な心理プロセスを踏むのではないかと考えておられて、怒りにはいろんな種類があるように見えても、目を凝らしてみてみれば人が怒る仕組みと言うのはここに行き着くのではないかと述べられています。

それはまず、自分のプライドが傷ついたことによる心の痛みに端を発します。次に自分のプライドを傷つけた(と思われる)人に対する激しい怒りへと変わると説明されています。

このプロセスは早すぎて、当の本人も周りの人間もこの仕組みが見えていない。
そして人間にとってプライドを傷つけられた痛みとは急激で鮮烈であり、人はこの痛みを避けるためにはいかなる労苦も厭わないほどであると述べられています。

そして痛みや快楽は自己正当性を生みます。

どういうことかというと、要するにこの痛みを軽減するためであればどんな行為も正当化し、その行為に対して倫理的な葛藤や迷いを放棄してしまう。これは生きるための防衛本能とも言えると続けておられます。

先日の出来事を考えると、彼女が意図的に私を傷つけようとしたと言うことは、私の何かが彼女のプライドを傷つけたのであり、その何かとは私がそこに存在すること自体だったのだろうなぁと思いました。私と彼女の間に個人的な交流なありませんでしたから。その結果、私を傷つける行為を正当化して倫理観は吹き飛んだのでしょうね。

こういう怒りに対して他人にできることはありません。
性質は生まれついての部分もありますが、そういう人間を作り出す社会を憂うしかないとおっしゃっています。

また怒っている人というのはプライドを傷つけられたと言うことをその怒りによって証明しているのであり、自分の傷つきやすさ弱さをされけ出していると言える。それは哀れむべきものであってそういう人を前にした時は訳も分からずに謝ったりしてはいけないともおっしゃっています。

怒りを表現することは健康なことではあるのですが、怒ったときに分泌されるストレスホルモンは長期に渡ると私たちの脳と体にダメージを与えるそうです。我慢して隠せばいいわけではなく(隠せるものではないしどこかで綻びがでる)、抑圧された怒りも同様に有害です。

汝怒るなかれ。

だが&しかし、人間の衝動の一つですから無くしてしまうわけにはいかないですよね。では、どうすれば良いのかについては筆者が個人的な提言をされていますが、うまく咀嚼できればもう一つのブログAlice's Wonder Worldに書いてみたいと思います。
-2 Comments
By ruko10 26, 2009 - URL [ edit ]

予想外の事態が起こったのに、それを理解しようとされる姿勢をすばらしいと思い初コメントです。
最近、日本について色々思うのですが、日本人には「滅私」というのを美徳と考えてきた文化があって、守るべき「プライド」というのをとても奥深くに(隠し)持っているトレーニングが行き渡っていたんじゃないかと思うのです。我を張るというのが悪い意味で使われるのが良い例ですね。過去形で使っているのはだんだんそれも薄れてきたかなと思うからです。
「感情を出さない日本人」と言われますが、出したり出さなかったりをコントロールできれば、きっとすばらしい世界人になれることでしょうね。出さない練習の方が難しいでしょうから。ちょっと最近日本人であるっていうことに誇りを感じている私です。
これからも楽しみに読ませていただきますね:)

By rukoさんへ10 30, 2009 - URL [ edit ]

初めまして、ご訪問とコメントありがとうございます。
rukoさんは日本ご在住でしょうか、海外ご在住でしょうか。
私はやはり日本を離れてから、日本についてよく考えるようになりました。

はい、本当にまるで映画でも見ているような出来事でした。いまだに自分のこととは思えません(笑)。
アメリカ人女性は激しいです。

「滅私」という考え方確かにありますよね。
それには良し悪しがあって、特に西欧社会と接する時には欠点となるのが他者尊重なのかもしれません。本当に上手に使いたいものですよね。

日本人は何かとアメリカを手本にしがちですが、私のその知人女性のように「我」を貫く生き方には孤独に耐える覚悟が必要です。人生の盛りを過ぎた後、一人で寂しさに耐えながら暮すアメリカ人がどれだけ多いか、そして彼らの孤独がどれだけ深いかを知らずして、うわべだけアメリカナイズしてしまうのは誤りだとこの本の著者もおっしゃっています。

こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします♪

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北米アメリカ・ネブラスカな暮らしをいろいろ。チェコの人とのひぐらし。

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